2019/07/29
こんにちは。
ギャッベアートギャラリーの山田です。
先日行ってきましたイラン現地研修についてお話しようと思います。
何に関しても貴重な経験ですが、しばらくはギャッベに関わるお話からしていこうかなと思います。
ギャッベはイランの西から南西部に広がるザクロス山脈周辺に住む遊牧民によって織られてきました。
ギャッベが作られてきた世界は、果てしなく広大で……何もない!(笑)
山岳地帯と言っても日本の風景と全く違うんです。土肌むき出しの山がただひたすら広がっているのです。
生えているのは棘のある植物や地面に這うように枝を伸ばす植物ばかり。そして美しい青い空。
高い木々が全くない分、見晴らしは最高によかったです。
その分日影が無くて暑くて大変でした…。カラッとした気候なので不快感は少ないように感じましたが、とにかく暑い。
遊牧地や近くの街シラーズに、ギャッベの柄のモチーフになっている植物を見かけました。
織り子たちが見ていた世界を自分の目で見て感じることのできた感動は、たぶん一生忘れません。
→つづく