2020/03/24
こんにちは。
ギャッベアートギャラリーの山田です。
前回はイスファハーンのモスクについてお話しました。
今回はそのモスクのすぐ隣にあるバザールについてお話したいと思います。
バザールはまるで迷路のようで、案内人がいなければ目的地にたどり着くことは困難でしょう。
中も通行人やバイクで移動する人や重たそうな荷車を引いている人たちがひしめき合い、カオスな状態です(笑)
金物屋、食器屋、雑貨屋、更紗工房、アクセサリー屋、服屋、……絨毯屋など様々なお店がありました。
中東地域のバザールの面白いと思ったところは、同じ品物を扱うお店が一か所に固まってお店を開いているところです。
…日本で置き換えるとイオンモールの同じ階全てのお店が女性の下着売り場みたいな感じです(笑)
なぜ同じものを扱っているお店が競争や喧嘩にならずに商売できるのかというと、親族同士で経営しているからだそうです。
中東地域はより家族との繋がりが強いです。
”家族”の括りも日本とは全然違いますし、何より家族優先で、家族が一番なのです。
そして、子供が多いほどいいという考えもあるので親戚・親族がとても多いと言っていました。
歩いているだけでも異国情緒に浸れるのでとても楽しかったです。
↑で男性がしている作業は、整経と言って、機織り機に縦糸を張る作業になります。
簡単そうで、実はとても大変でミスが許されない作業なんですよ。
経糸を横から順に綺麗に並べるだけでなく、同時に上と下で開口できるようにしていく必要があります。
ちょっと難しい話になってしまうので割愛しますが、何百本、多いと何千本もある糸を綺麗に張るだけでも根気のいる作業なのでおじさま頑張れ!と心の中で応援していました。
そんな日本人には一瞥もくれず黙々と作業するおじさまの背中姿がかっこよかったです。
バザールはたくさんの品物があって見るものに心奪われます。
本当はもっとお話したいところですが、またお会いしたときにお話しできたらと思います!
バザールはとても楽しいですが、迷子とスリ・ひったくりだけにはご注意を。
次回はバザールでお会いした人物についてお話しますのでお楽しみに♪