2020/01/05
こんにちは。
ギャッベアートギャラリーの山田です。
今回はイランでの食事についてお話したいと思います。
イランの料理は、正直なところ好きな人と嫌いな人ではっきり分かれると思います。
日本でも食べられている食材が多く、基本的にはだいたい美味しく頂きました。
ただ、慣れない味付けやそもそもの質量が苦しいところはありました(笑)
上の写真は2日目に遊牧地へ向かう前にムサビ一家の家で頂いた昼食です。
食事の出し方、客人のもてなし方は日本とはだいぶ違いました。
まず、女性や子供たちの姿はありません。
食事を作るのはお母さん方ですが、客人にサービスするのは男性たちの役割です。
イスラム圏では、男性が大勢いるところには女性・子供は姿を出さないと聞きます。
そしてたくさんの料理のおもてなし。
お米や肉は彼らにとってご馳走です。
本当は全て残さずおいしく頂きたいところでしたが……量が多すぎる。
あれだけの大人数で分けて食べたのに食べきれませんでした。
なんだか申し訳なく思っていたところで、むしろ残していいと言われて一瞬「えっ?」と戸惑いました。
「残りはお母さん方と子供たちが食べるから残しておいてね。特にプリンは子供が好きだからとっておいてね。」と。
私は一応お客人ですが、お母さん方と同じ女性ですから少し複雑な気持ちになりました。
イラン人の寛大なおもてなしの裏には女性たちの支えがあってこそですね。