2023/03/22
こんにちは。
ギャッベアートギャラリー販促部門の山田です。
今回は先日から始まっている『春の新作ギャッベ展~ヨーロッパコレクション~』にて
展示される、”ヨーロッパコレクション”ギャッベについてご紹介したいと思います。
~もくじ~
①ヨーロッパコレクションって何?
②ヨーロッパデザインの紹介
③ヨーロッパデザインギャッベの納品事例
④同時開催イベント『デンマーク展』のお知らせ
①ヨーロッパコレクションって何?
”ヨーロッパコレクション”と言われても…???と皆さん思いますよね。
そもそも、ギャッベってイランじゃないの?というご質問があってもおかしくないと思います。
ヨーロッパコレクション=ヨーロッパ向けに作られているギャッベ です。
↑左:レザー・ゾランヴァリ氏 右:仕入れ担当小野元幹
ゾランヴァリのヨーロッパ支部がスイスに設けられており、そこではヨーロッパ向けにデザイナーがデザインしたものを織子さんに依頼して織ったものや創始者ゴラムレザー・ゾランヴァリの長男レザー・ゾランヴァリ氏がコレクションしたギャッベが展示してあります。
スイスに支社があるのは、かつてギャッベがまだその価値を世界から見出されていなかった時代に、
ゴラムレザーさんが販売するギャッベに良さや価値を共感してくれた人物がスイスの絨毯商だった、というご縁だとか。
ヨーロッパ支部へ直接買い付けに行ける企業はほんの数社。
レザーさんからスイスにご招待いただき、ヨーロッパコレクションのギャッベを仕入れてみないかとオファーを頂き、今回仕入れに行ってきました。
②ヨーロッパデザインの紹介
ヨーロッパコレクションのギャッベは、我々が知る「ギャッベ」とはイメージが全然違っており、ヨーロッパで生まれた美術・絵画様式、デザインを取り入れたものが非常に多いです。
今回入荷してきたギャッベの中でも、とりわけ印象的だったギャッベを数枚ご紹介しますね。
『バウハウス』 SIZE:250×171 RANK:アマレ
直線で描かれた、幾何学的なデザインのギャッベ。
細かな装飾や無駄なものを一切省いたモダンな1枚ですね。
この作品タイトルにあった『バウハウス』とは、
1919年に第一次世界大戦後にドイツのワイマール共和国時代に誕生した芸術学校で、現在に至るまで世界の建築・デザインに大きな影響を与えました。
バウハウスのデザインの特徴としては、「形は機能に従う」という理念のもと、見た目の美しさだけでなく機能性を追求したシンプルなデザインが特徴です。
『チベタンラグ』 SIZE:128×86 RANK:カシュクリランドスケープ
チベット絨毯の虎柄モチーフを模倣したギャッベです。
…とても印象的な柄ですよね。中国とも縁深い地域ですので、中国緞通と柄が共通している部分もあります。
もちろん、チベタンラグは虎の柄だけではないのですが、虎柄の絨毯は位の高い僧侶のために作られていたとか。
アジアの独特な文化をギャッベに取り込もう、という新しい試みでうまれたギャッベだと思います。
③ヨーロッパデザインの納品事例
ヨーロッパデザインのギャッベは個性的なデザインが多いですが、これが敷いてみると意外とばっちり合うんですよ。
頂いたお客様の納品のお写真は、素敵なものばかり。
選ぶ際の参考にして見てくださいね。
④同時開催イベント『デンマーク展』のお知らせ
今回の『春の新作ギャッベ展~ヨーロッパコレクション~』と同時開催で、
小野ふとん店内にて『デンマーク展』を開催しています。
素敵な雑貨をたくさん展示しておりますので是非お越しくださいませ。
https://www.onofuton.co.jp/blogs/blog/%E3%83%87%E3%83%B3%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%AF%E5%B1%95
↑デンマーク展のページはこちらから