2020/06/09
こんにちは!
ギャッベアートギャラリーの山田です。
少しずつですが、普段通りの日常が戻りつつあり嬉しくなります。
しかし、まだまだ気は抜けませんね。
規制などは緩和しつつありますが、予防は緩めず生活していきましょう。
さて、今回からテヘランのバザール内にある、絨毯屋さんについてご紹介します。
テヘランのバザールな中東最大規模と言われているだけあってめっちゃ広いです。
その中に絨毯屋だけで何百という店舗が立ち並んでいます。
我々はその中でも3店舗だけでしたが、皆さんにバザールの絨毯屋がどのような感じかご紹介したいと思います。
今回紹介するお店は、ナイン産の絨毯を取り扱う、カランタリというお店です。
バザール内の通路から、階段を下りて地下にあるお店でした。
地下にはナインの工房で作られた様々な絨毯がたくさん置いてありました。
壁際には整然と畳まれた絨毯が積まれており、美しい地層のように見えました。
皆一斉に仕入れモードに入ります。
今回の研修旅行ではナイン産の絨毯は仕入れる予定はなかったので見るだけでしたが、魅力的な絨毯がたくさんあり、いつかこんな絨毯をあんなところやこんなところに置きたいな…などと夢を膨らませました。
↑美しいメダリオン文様と唐草文様。部分的にシルクが使われているので光が当たると輝いてより美しいです。
まるでモスクの天井を真下から見たようなデザインですね。
ナイン産の絨毯はベージュ、紺、赤(えんじ色)などが多いです。
基本的にはウール(羊毛)が使われますが、イスファハンを模倣して経糸やパイル部分にシルクを使うものもあります。
価格は高くなりますが、やはり見た目の美しさはぐんと上がります。
カランタリには鮮やかな黄色や、パステルカラーの絨毯もあり、バリエーション豊かでわくわくしました。
機会があればまた行ってみたいですし、次回は仕入れもできたらいいなと思いました。
~おまけ~
どこのお店でもお茶でのもてなしがあり、嬉しかったですね。
ただ基本的にはチャイは熱々で頂くので猫舌にとっては希望としてはアイスで欲しいところです(笑)
実はカランタリは元々は洋菓子屋だったらしく、お茶と共にとてもおいしいお菓子をご馳走してくれました。
イランのお菓子はなかなか口に合わないものが多いのですが、ここのお菓子はとても美味しかったです!
カランタリで出された焼き菓子をお土産にすればよかったかも……と帰国した際にふと思いました。