2020/04/28
こんにちは。
ギャッベアートギャラリーの山田です。
今回は、前回と同じくシルク絨毯の産地として有名なクムのペルシャ絨毯工房についてお話します。
ご紹介する工房はラジャビアン工房。
ペルシャ絨毯の工房の中で、初めて経糸・パイル糸全てシルク(絹)で絨毯を作った工房です。
ラジャビアン工房と言えば、バラ!
他にも桜やひまわりといった花をモチーフにしたデザインもありますが、バラの花の表現がとても豪華で美しいです。
絨毯に描かれる花のモチーフは、だいたい真上から見た構図か、あるいは真横から見た構図で表現しています。
ラジャビアン工房は斜めからの構図で描き、花弁が何重にも重なって花開いている表現がされています。
バラの花の美しさや華やかさが見事としか言えないです。
画像では魅力が伝えきれないくらい、素敵です…
オーナーはなんと、日本が大好きとのことでよく日本に観光旅行に行くとのこと。
↑上の京都の清水寺の三重塔と思われるものが描かれている名刺入れを愛用されていました
日本好きとの話を聞いて嬉しい気持ちになりました。
オーナーの好みや感性が絨毯のデザインに反映されており、その工房の特色にもなるということを実際の作品を見て、オーナーのお話をお聞きして感じることができました。
ペルシャ絨毯と一口に行ってもとても奥が深いです…。