2020/05/12
みなさんこんにちは。
ギャッベアートギャラリーの山田です。
今回は引き続きクムの有名工房の一つである、ジャムシーディー工房についてお話しますね。
現在のオーナーのモハンマド・ジャムシーディーさんは何と8歳の頃に弟子入りし、11歳の時に自身の最初の絨毯を織り上げたらしいです。
彼が子供の頃は、子供たちは学校に行きながらこういった職人仕事をしていたのでしょうか。
マスミ工房のオーナーも15歳の頃に独立していますから、今よりは独り立ちする年齢が低かったのだと思います。
ジャムシーディー工房の絨毯は何といっても、個性的なデザインが特徴なんです。↑
絨毯の中にもう一枚絨毯が重なってあるかのようなデザインには見た瞬間、衝撃を受けました。
彼のこのようなユニークなデザインはとりわけ若手のデザイナーに人気があり、その意匠をまねる人も多いのだとか。
今までご紹介してきたクムの工房の中でも異彩を放っている感じがしますね。
このようなミニミニサイズの絨毯までありました!!
フルーツを盛り合わせたガラスの器の下に敷いてありました。…なんとも贅沢ですね。
個性的なものは他にも…。
↑木製の壺にウールの絨毯が張り付けられていました。置物も個性的で面白いなと感じました。
工房によってそれぞれ特色や個性があり、それぞれの魅力として人気になっているのだなあと感じることができました。
こういったことを勉強して見た後に、ペルシャ絨毯の専門書を見ると楽しいなと思えるようになりました(笑)
貴重な経験をさせて頂けて本当に感謝です。